2020年4月13日 20:00
タニタといえば、体重計やタニタ食堂、最近は「Twitter中の人」も…。「いろいろやっていますよね」と言っていただくのですが、その中核となるのは「はかりもの」。体重計や歩数計以外にもいろんな「はかりもの」を扱っています。睡眠やにおいといった「たしかにあるけど、はかれないもの」もタニタははかれますよ。
先端技術を活用して睡眠を支援する「スリープテック」なんて言葉をテレビのニュースなどで耳にするくらい、睡眠に注目されています。実は弊社も2010年から“睡眠をはかる”商品を販売しています。その名も「スリープスキャン」。英語で「スリープ(睡眠)」と「スキャン(調べる)」を組み合わせた造語です。タニタあるある、まんまのネーミングのこの商品、最近メディアの方からのお問い合わせが増えてきました。
▲目を描いたら一反木綿!…ではありません
センサーマットを布団の下に敷いて寝るだけで、睡眠中の呼吸や脈拍、体の動きなどを計測します。計測データはwifiを経由してインターネット上の専用サーバに転送。弊社のグループ会社、タニタヘルスリンクが運営する健康管理サイト「からだカルテ」で解析結果が表示され、睡眠の状態や傾向を把握することができます。
▲睡眠ステージ
▲分析結果
▲起きたらこんなに細かくはかれています
寝るだけで計測できるなんて、ある意味“ながら計測”の極みですよね。余談ですが、もともとタニタには「負担なく手軽にはかってほしい」という想いがあるので、この商品のような「寝るだけ」「身に付けるだけ」といったものがけっこうあるんです。
睡眠計 スリープスキャン SL-511-WF2
https://www.tanita.co.jp/product/g/_TSL511WF2/
「スメルハラスメント」、略称「スメハラ」もよく耳にしますよね。このくだりでお察しいただけるかと思いますが、タニタは体臭や口臭まで見える化させました。ひと昔前までは“いいにおい”も“イヤーなにおい”も「クサッ!」で済んだ話でしたが、数値やレベルで可視化するといきなり現実味を帯びるもの。とくに「においチェッカー」は気温が高くなってくるとメディアの方からお問い合わせが増える商品です。
▲約10秒でからだのにおいの強さを0~10の11段階で表示する「においチェッカー」
「においチェッカー」は数あるにおい成分のうち、主に汗のにおいに反応するように設計。首まわりや頭部、脇など、気になる場所にセンサーを近づけて、「におい」をセルフチェックできます。自分のにおいって、自分では気づきにくいもの。だからこそしっかりマネジメントしておきたいですよね。
これも余談ですが、ためしに人間以外のものもはかってみたんです。たばこのにおいにはほとんど反応しなかったものの、柔軟剤やブルーチーズ、ドリアン(!)には反応。ドリアンにおいては最高レベルの10を叩き出しました。ただ実験とはいえ、社屋にドリアンを持ち込んだがために社内がドリアン臭くなってしてしまって…(もちろん美味しくいただきました)。
▲汗のにおいに反応するように設計されています。いわゆる“ミドル脂臭”にも対応
勘違いされがちなのですが、においの「強さ」をレベル表示するので、香水や柔軟剤のような“いいにおい”にも反応します。とはいえ、普通でも2~3くらいの数値は出るので、過剰な心配は不要です。
▲脇や耳の後ろ、背中のにおいははかれますが、足の裏のにおいや口臭ははかれません
においチェッカー ES-100
https://www.tanita.co.jp/product/g/_TES100BK/
からだのにおいと並んで気になるにおいが「口臭」。食後や人と会う前には、とくに気になりますよね。日本人の4人に1人が自身に「口臭がある」と感じているとも言われています。とはいっても「私、におう?」なんて聞きづらいし…。そんな隠れた「におい」のニーズにタニタが目をつけ、商品化したのが1999年。そこからリニューアルを繰り返し、現在の「ブレスチェッカー」につながっています。
▲全長約12㎝と化粧ポーチに収まるサイズ感
キャップを引き上げて息を吹きかけるだけで簡単に測定ができ、においの強さを0~5までの6段階で評価します。とはいえ、チェックしているところってあんまり見られたくないですよね。そこはご安心ください。機器の起動や測定の完了は振動で、測定結果はLEDランプと無音で知らせてくれるので、トイレのついでにこっそり測定ができるようになっています。
▲測定結果はLEDライトでこっそりお知らせ
▲測定機器っぽくない“バレない設計”です
「もしかして私、におうかも…」と心配するまえに、まずははかってみるのもいいかもしれません。
ブレスチェッカー EB-100
https://www.tanita.co.jp/product/g/_TEB100GY/
まだまだあります、だってタニタですから。(その2に続く)