2020年6月10日 15:00
「体重計を新調したいけど、どれがいいかわからない!」そんな声をよく聞きます。
家電量販店や通販サイトなどを見ても、たくさん種類があって、自分に合う機種を見つけるのはなかなか難しいですよね。タニタでは、体重のみはかれるものを「ヘルスメーター」、体重に加え「体脂肪率」や「筋肉量」、「推定骨量」などからだを構成する組成分を計測できるものを「体組成計」と呼んでいます。デザインや価格だけでなく、50g単位で体重を測定できるものや、計測した情報を自動でスマホに転送できるもの、さらには筋肉の“質”を点数化してはかれるものまで、使う人のライフスタイルに合わせたさまざまな種類をそろえています。ここで紹介するのはほんの一部ですが、体組成計やヘルスメーターを購入する際の参考にしてみてください。
余談ですが、体組成計のルーツとなる体脂肪計は、弊社が1992年に世界で初めて“乗るだけではかれる体脂肪計”として開発しました。
「体重は健康のバロメーター」といわれるように、体重測定は健康管理の基本です。体重だけはかれればOK、できれば小型で! という方には「デジタルヘルスメーターHD-760」がおすすめ。本体の大きさは約B5サイズ。弊社の体重計は本体の重さがだいたい1kg前後(弊社調べ)なのですが、こちらは約740g(電池含む)と軽量。持ち運びがしやすく収納場所も選びません。本体色はピンク、ホワイトの2種類から選べます。
▲小型、軽量、そしてシンプル
デジタルヘルスメーターHD-760
https://www.tanita.co.jp/product/g/_THD760PK/
「体重だけ」と言ってもスーツケースや荷物、まだひとりでは体重計に乗れない小さなお子さまの体重など“自分以外”の重さもはかれるのが「デジタルヘルスメーター HD-664」。測定者が荷物を抱えたまま一度はかり、続いて自身が測定することで、その差を自動で計算して表示します。50g単位ではかれるので、小さな変化も見逃しません。本体色はブラック、ホワイトの2種類から選べます。
▲出張や旅行前などにも活躍してくれます
デジタルヘルスメーター HD-664
https://www.tanita.co.jp/product/g/_HD664BK/
ときどきいらっしゃるのがレコーディング・ダイエットを実践するために「はかった数値をノートやPCで記録している」という方。体重だけならまだしも、項目が多いと書き写すのも一苦労ですよね。実はそんな方におすすめしたいのがスマートフォンと連携する体組成計です。無線通信技術「Bluetooth(ブルートゥース)」対応している「iPhone(アイフォーン)」や「Android(アンドロイド)」端末に計測データを自動で転送し、タニタのスマホアプリ「Health Planet(ヘルスプラネット)」でデータ管理ができます。
▲「Health Planet(ヘルスプラネット)」表示例
※ご使用の機種によって表示が異なります
スマホ対応のエントリーモデルとしては、「体組成計BC-767」がおすすめ。100g単位での体重測定のほか、体脂肪率、筋肉量、内臓脂肪レベル、推定骨量、体内年齢、BMI…と、一度はかるだけで多項目を計測でき、管理もスマホなので簡単。前回値からの増減を矢印でお知らせしてくれるのも嬉しいポイントです。本体色はメタリックブラック、パールホワイトの2種類です。
▲スマホ対応のなかでも使いやすいモデル
体組成計BC-767
https://www.tanita.co.jp/product/g/_BC767WH/
いちどに多項目がはかれるのはもちろん、日頃のトレーニングの成果を細かくチェックしたい方におすすめしたいのが「デュアルタイプ体組成計 インナースキャンデュアル」というモデル。筋肉の「質」を点数化した「筋質点数」や「脈拍」も計測できる、いわばアスリート向けの体組成計です。こちらは医療現場で培ったテクノロジーである“高周波”と“低周波”の二つの周波数の電流で計測する「デュアル周波数計測技術」を搭載。家庭用体組成計のなかでトップクラスのハイスペックモデルとなっています。家にいながら体組成計に乗るだけで、「量」と「質」の両面からからだづくりに取り組めます。トレーニングの結果にこだわる方におすすめしたいモデルです。ちなみに、一般的に高齢になると筋肉の量は増えづらいと言われていますが、筋肉の「質」は変わるとされています。もちろんスマートフォン連携にも対応しており、「Health Planet」でデータ管理ができますよ。
弊社の体組成計のなかでもフラッグシップ(旗艦)モデルが「デュアルタイプ体組成計 インナースキャンデュアル RD-802」。こちらは全身の筋質点数に加えて左腕、右腕、左脚、右脚それぞれの筋質点数が計測できます。また、1000人を超えるアスリートのデータと筋肉の質やつき方のバランスを比較し、どれくらいアスリートの筋肉特性に近いかを4つのタイプに分けて判定する機能「MBA(My Body Analyzer)判定」も搭載しています。
▲タニタの技術の粋を集めて作った体組成計の最高峰モデル
デュアルタイプ体組成計 インナースキャンデュアル RD-802
https://www.tanita.co.jp/product/g/_RD802BK/
全身の筋質点数のほかに、乗るだけで体組成の計測と同時に「脈拍測定」もできる最新機種が「デュアルタイプ体組成計 インナースキャンデュアルRD-910」と「デュアルタイプ体組成計 インナースキャンデュアルRD-911」。乗るだけではかれる家庭用体組成計としては国内メーカーで初めて、「脈拍測定機能」を搭載しています。脈拍を把握することにより体調管理に役立てられるほか、「Health Planet」上では測定した平常時脈拍数から、最適な「運動時目標脈拍」を自動で算出し、トレーニング負荷のコントロールに活用できます。RD-910とRD-911の違いは最小表示(RD-910は100g、RD-911は50g)と計測項目数の違いです。
本体色はRD-910がメタリックブラック、メタリックブルー、パールホワイトの3種類、RD-911がメタリックブラック、グレイッシュゴールド、パールホワイトの3種類です。
▲RD-910の計測項目は、体重(最小表示100g)、体脂肪率(判定付き)、筋肉量(同)、筋質点数(同)、内臓脂肪レベル(同)、推定骨量(同)、BMI(判定付き)、脈拍数の8項目
デュアルタイプ体組成計 インナースキャンデュアル RD-910
https://www.tanita.co.jp/product/g/_RD910BL/
▲RD-911の計測項目は、体重(最小表示50g)や体脂肪率といったRD-910の計測項目のほか基礎代謝量(同)や体内年齢、体水分率が加わり計11項目となる
デュアルタイプ体組成計 インナースキャンデュアル RD-911
https://www.tanita.co.jp/product/g/_RD911GD/
いろいろはかりたいけど、スマホ連携はちょっと面倒…という方もいらっしゃると思います。筋肉の質(筋質点数)がはかれて、前回値との比較ができる、でもスマホ連携まではしなくてもいいんだよね…という方にぴったりなのが「デュアルタイプ体組成計 インナースキャンデュアル RD-503」です。この手の「スタンドアローン」タイプの体組成計は、スマホを必要とせず、乗るとすぐに結果がわかるのがポイント。RD-503は過去の計測データをグラフで表示し、過去30日分の計測結果を1日ずつ見られるのが特徴です。本体色はレッド、シルバーの2種類です。
▲当日含め31日分の過去データをグラフで表示
デュアルタイプ体組成計 インナースキャンデュアルRD-503
https://www.tanita.co.jp/product/g/_RD503RD/
「体組成計BC-316」はスマホと連携しない“スタンドアローン”タイプの中でも計測項目が多めのモデル。最小表示が50g単位なので、毎日のちょっとした変化をしっかり確認できます。また、体重が急激に変化した場合にお知らせする「体重急激増減お知らせ機能」や、計測の継続状況にあわせて表示画面が変化する「マイサポ機能」が搭載されていること。前回の測定から一定期間測定されていないと「あれれ?どうしたの」と体組成計に心配されてしまったり…。毎日の計測継続をさりげなくサポートしてくれる“相棒”のような体組成計です。本体色はメタリックブルー、シルバー、パールホワイトの3種類です。
▲健康づくりの相棒に
体組成計BC-316
https://www.tanita.co.jp/product/g/_BC316WH/
体組成計を使うお客様からよく聞くのが「初期設定がわかりづらい」「計測したときの数値の見方がわからない」という声。これらを文字やイラストでわかりやすくした体組成計が「体組成計BC-810」です。表示部は顔イラスト入りで設定方法の案内やボタンを紹介し、スムーズに操作ができるのが特徴。表示する文字は「標準」と「大きな文字」を選べ、大きな文字は最大文字高35mmの特大サイズです。さらに31日分の毎日の計測データがグラフになり、週平均グラフ(12週分)や目標設定も表示。9パターンの「体型判定イラスト」で、現在の自分の体型がわかります。小さなお子さまやご高齢の方にも使いやすい体組成計です。本体色はブラウン、ホワイトの2種類です。
▲毎日の測定を維持するため表情の変化や応援コメントが表示され、カレンダー形式で2週間分の測定の有無が一目で分かります
体組成計 BC-810
https://www.tanita.co.jp/product/g/_TBC810BR/
それぞれのモデルの代表的な機能を一部抜粋して一覧にまとめてみるとこんな感じです。
▲今回紹介した体組成計・ヘルスメーター一覧
なお、わたしの独断と偏見で選んだタイプ別・おすすめモデルもつけてみました。ご参考まで…。◎は“超おすすめ”、〇は“おすすめ”です。
▲タイプ別・おすすめモデル
少し補足すると、たとえば「ダイエット中の方向け」ではアプリで細かく記録できるもの、50g単位ではかれるもの、コメント表示されるもの…いろんなかたちでダイエットを応援できるモデルを選びました。「筋トレをされる方」や「ランナー向け」には、筋質がはかれるものの中でも部位別にはかれるRD-802を◎に、全体の筋質がはかれるものを〇にしています。
最近注目の「フレイルが気になる方」については、体組成計であれば筋肉量ははかれますが、一般的に高齢になると筋肉の量は増えづらいと言われているものの、筋肉の「質」は変えられると言われているため、筋質がはかれるモデルを〇にしています。
体組成計やヘルスメーターと一言で言っても、機能や仕様は千差万別。頻繁に買い替えるものではないので慎重に選びたいですよね。こちらを参考にして、ぜひご自身やご家族の健康づくりにぴったりのモデルを探してみてください。
※体組成計は、測定に際して体内に微弱な電流を流します。ペースメーカーなど医用電機機器を装着されている方は使用しないでください。
※「対応スマートフォン」を必ずご確認ください。
※Bluetooth®ワードマークおよびロゴは登録商標であり、Bluetooth SIG, Inc.が所有権を有します。株式会社タニタは使用許諾の下でこれらのマークおよびロゴを使用しています。その他の商標および登録商標は、それぞれの所有者の商標および登録商標です。
※iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
※Android は Google LLC の商標です。
Text:難波みなみ