2022年11月22日 15:00
新米の季節となりました。タニタでは今年も「タニタこまち」を販売しています。
タニタの国内生産拠点である秋田工場(タニタ秋田)が所在する秋田県大仙市産 「あきたこまち」の新米。これを東洋ライス株式会社の独自の精米技術で「金芽米」に加工し、「金芽米 タニタこまち」になります。タニタオンラインショップで数量、期間ともに限定販売中です。
食事は健康づくりの重要な要素の一つ。その主食として食卓にのぼる機会の多い白米を健康的に食べてもらいたいと考え、2020年からタニタが毎年取り組んでいる企画です。タニタが契約をしている大仙市の生産者が有機質肥料で育てた単一農家米の「あきたこまち」を玄米の栄養を残した「金芽米」に加工しました。また精米では、ヘルシーで栄養価も高く、新米のおいしさを引き出せることで昨年人気だったことから、今回も東洋ライスの協力を得て「金芽米」としています。
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「金芽米」は、通常の精米時に糠(ぬか)とともに取り去られてしまう「亜糊粉層(あこふんそう)」を東洋ライスの独自の精米技術によって残した無洗米。通常の白米に比べ て、ビタミンB1が約7倍、食物繊維が約1.8倍、オリゴ糖は約12倍含まれており、 栄養価が高いのが特徴です。また、亜糊粉層に多く含まれている酵素が炊飯時にでんぷん層を分解することで、良質な甘み・旨みを生み出します。さらに、亜糊粉層は水分を多く 吸収するため、炊き上がった際に米一粒一粒がふっくらとふくらみます。少ないお米でいつもと同じ量のごはんが炊けるため、通常の白ごはんと比較してカロリー約17%、糖質約14%のカットを実現しています。
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ご存知の方もいるかもしれませんが、毎年このタニタオンラインプレスルームで「タニタこまち」について書いてきました。ある年は生産農家さんを訪ねて秋田へ行き、またある年は東洋ライスさんの工場を見学させてもらい、管理栄養士監修の野菜ふりかけレシピを紹介することも…。3年も追いかけていたら、だんだん詳しくなってきました。そして今年は私たちにとっても未知の領域に挑戦です。それは「たまごかけごはん」。略してTKGです。
私自身もたまごかけごはんが好きでよく食べているのですが、「金芽米 タニタこまち」に合うたまごってなんだろう…と夏のあいだ考えていたところでした。
▲本当に偶然なのですが、上野駅コンコースに出現した幻の卵屋さんにたまごを買いに行っていました
「たまごはみんな同じじゃない?」と思っているそこのあなた、私も少し前までそう思っていたので気持ちはよくわかりますが、全然違うんです。たまごはたまごでも、黄身の濃厚さや、ごはんにかけたときの相性、後味…一つひとつに違いがあり、たまごかけごはんの奥深さを感じました。
そんな矢先、日本全国から取り寄せた高級たまごのビュッフェでおなじみの「幻の卵屋さん」を運営する一般社団法人日本たまごかけごはん研究所が主催する「たまごフェス」にタニタとして参加することになったと報告を受け、「これは運命では」と勝手に感動していました。
こうなれば、やることはひとつ。温めておいた“あの案”を実現すべく動きます。夢みたい。
たまごかけごはん研究所 代表理事の上野貴史さんに、実際に「金芽米 タニタこまち」を試食してもらい、そのうえで「金芽米 タニタこまち」にベストマッチなたまごを教えてもらいました。
▲たまごかけごはん研究所 代表理事の上野貴史さん
ー「金芽米 タニタこまち」の味、どう思いますか?
たまごかけごはんに合うお米は「粒しっかりめ、粘り少なめ、味濃いめ」です。
「金芽米 タニタこまち」はしっとり水分があって、やや粘りもありますね。たまごかけごはんにするなら、白身がさっぱりしているたまごが合うと思いますね。
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―「たまごかけごはん研究所」で取り扱いのあるたまごのなかで、金芽米 タニタこまちに合うものは?
迷いますねぇ…。どれがいいかな。3つ紹介します。
・黄身の余韻(秋田):秋田のたまごなので、「金芽米 タニタこまち」と同じ土地で生まれたたまごということになります。これは合いますね。雑味が少ないたまごで、白身がクリアなのが特徴です。
・たまゆら琥珀(愛知):ニワトリが生まれてから210日から270日の2カ月間のたまごをつかっています。食べる美容液と謳っているくらい栄養価が高いたまごです。健康・栄養価つながりで合いそうですね。
・米艶(北海道):普通のたまごよりも甘みがあるのが特徴です。「金芽米 タニタこまち」も甘みがあるので、甘みがブーストされると思います。
▲うーん…どれが合うだろうか
お米の味を瞬時に判別されていたのにも驚きましたが、たまごかけごはんのプロともなると、白身についてのコメントもアツいのか…と終始感動しきりでした。
たまごかけごはんのプロに、「金芽米 タニタこまち」に合うたまごのお話を聞いていたら食べたくなってきちゃいました。せっかくなので、たまごかけごはんで食べてみました。
黄身の余韻(秋田)
きみの余韻って…過去になにかあったのだろうかと考えてしまうネーミングのこのたまご、タニタこまちと同郷の秋田県産のたまごです。老化などの原因になる活性酵素を退治する、抗酸化作用のある「アスタキサンチン」を含んでおり、美意識の高いたまごでもあります。
▲黄身の余韻
実際に食べてみると、黄身は濃厚ですが、白身がさっぱりしています。お醤油をかけずとも食べられました。しかし驚いたのは食べたあと。口の中のモッタリ感がありません。食べた後の余韻がスッキリしています。去り際美人なたまご。このたまご、もし人だったらきっとモテるんだろうなぁ。上野さんが「お米と同郷のたまごなので…」とおっしゃっていましたが、確かに相性抜群。それにしても、同じ土地で育ち、遠く離れた東京のお茶碗の中で再び出会うって、なんだかロマンチックじゃありませんか?
たまゆら琥珀(愛知)
成熟したニワトリの約10年の歳月のなかで、わずか2カ月間だけという、最も生命力が溢れた期間にとれるこちらのたまご。栄養価が高く、旨味豊か、殻の硬い、美しい褐色は、まさに宝石のよう。「ほんの少しの間」という意味の「たまゆら」と、宝石のようなたまごという意味を込めて名付けられているそうです。
▲たまゆら琥珀
一般のたまごと比べて、ビタミンAやビタミンB12が多く、コレステロールが少ないのも特徴。
実際に食べてみると、とろんとした黄身と、さらっとした白身。コクはあってもくどく感じないのは、生たまご特有の臭みが少なくいからかもしれません。たまごかけごはんにしてもさらさらと食べられました。たまゆら琥珀とタニタこまち、それぞれの栄養価も高いので、朝ごはんに食べたい組み合わせ。一気にパワーチャージできそうです。
米艶(北海道)
日齢350日以内の若鶏が産んだたまごに限定したブランド商品。飼料のなかに色素が含まれないため、黄身は澄んだレモンイエロー。これに熱を通すことで真っ白に仕上がるのだとか。飼料のタンパク源として、釧路産の魚粉を多く使っているため、甘みと同時に濃厚なコクも感じられます。卵白もしっかりと盛り上がった、濃厚で活力のあるたまごです。
▲米艶
黄身と書くのに、黄身まで白っぽい不思議なたまご。ごはんにまとわせると、まるでクリームソースをかけたかのようなビジュアルになります。「これ本当にたまご?」と、目と口で確かめながら食べているうちに一膳食べきってしまいました。濃厚さのなかに、どこか甘みを感じるのは飼料としてお米を食べたニワトリの卵だからでしょうか。お米を食べて生んだたまごでお米をいただくのだから、おいしくないはずがありません。
幻の卵屋さんはその時によってお店に並ぶたまごの種類が異なるので、今回紹介したたまごが見つかればラッキー。金芽米 タニタこまちの受付は2022年12月12日(月)12時まで。発送は12月下旬を予定しています。とっておきのたまごと合わせるラストチャンス。この機会をお見逃しなく。
金芽米 タニタこまち特設ページ
https://www.tanita.co.jp/content/tanitakomachi/#summary
幻の卵屋さん 出現予定
https://www.japan-tkg.jp/phantomeggshop
Text:合同会社サウザンスマイルズ